ひだか ひだかセミナー


一緒に日本の未来を考えて行動しよう!
平成13年11月1日:ひだかゼミナールを開講しました。日本のこと、世界のこと、私たちを取り巻く政治や経済、教育、環境問題など広くテーマとして取り上げていきます。ご意見、ご提案もどしどしお寄せください。
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狂牛病 第四回:平成13年11月26日

Q狂牛病ってどんな病気? takeshi 狂牛病は今から15年前の1986年に英国で初めて報告された牛の病気です。狂牛病にかかると、脳の組織が海綿状(スポンジ状)になることから、牛海綿状脳症(Bovine Spongiform Encephalopathies、以下「BSE」という。)と名付けられました。英国では3〜6歳の牛が主に発症し、2年から8年の潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)の後、行動異常、運動失調、起立不能、泌乳量の減少、食欲減退による体重減少などの症状を示すようになり、牛の場合、発症後2週間から6ヶ月で死亡します。


Q原因は一体? takeshi 狂牛病の原因は、十分解明されていませんが、「プリオン」と呼ばれるたんぱく質が関係していると考えられています。プリオンには、よいプリオンと悪いプリオンがあり、悪いプリオンがあると、まわりのよいプリオンが、次々に悪いプリオンに変化していくのです。悪いプリオンが入った細胞はそのまま死んでしまいます。脳の中にたまった悪いプリオンの入った細胞が死ぬことで、脳の細胞に穴が開いていきます。この為、脳がスポンジのようにスカスカになっていくと考えられています。 また悪いプリオンは、通常の加熱処理では死滅せず、感染した牛の脳、脊髄等を含む飼料(肉骨粉)を牛に与えることにより経口感染するといわれています。牛同志が接触したり、空気を介して移ることはありません。

Q肉骨粉って? takeshi 肉骨粉は牛、豚、鶏などから食肉を取り除いた後の骨や臓器を原料に、加熱処理して油脂を乾燥させて細かく砕いたものをトウモロコシや大豆油かすなどと混ぜて配合飼料としたものです。もともと牛は草食動物であるので、草しか食べませんが、動物性のたんぱく質を牛に食べさせると、よい乳を大量に出すという考えから飼料として家畜に与えられました。しかし、狂牛病の発生により日本では96年から牛や羊に限って農水省が「使わないように」と指導していました。

Q日本の現状は? takeshi
 日本で狂牛病の牛が発生した原因はまだはっきりとはわかっていませんが、外国から輸入した肉骨粉に、悪いプリオンが入っており、それを食べた牛が発病したのではないか、と考えられています。農林水産省は、9月18日に牛由来肉骨粉の牛への給与禁止を義務づけ、10月1日には肉骨粉の飼育・肥料としての輸入・製造・出荷の一時全面停止をしました。その後10月15日に飼料安全法に基づき、肉骨粉等を含む全ての家畜用飼料の製造・販売・家畜への給与を法的に禁止しています。

 さらに、厚生労働省はすべての牛についてBSE検査を実施し、絶対に安全な牛以外はと畜場から食用としても飼料用としても出回らないシステムを確立しています。

 では、牛の肉や牛乳は大丈夫なのかが心配ですが、厚生労働省は危険部位の脳や脊髄、眼及び回腸遠位部を除去、焼却することを指導しています。逆に言えば、それ以外は問題がない、ということになっています。また、農林水産省は、「牛乳を飲むことで感染することはない」とコメントしています。

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