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「更年期障害」

第97回更年期障害(出典:健康倶楽部HPから引用・転載)


Q更年期障害の正しい知識を教えて? takeshi 閉経前後における女性ホルモン(エストロゲン)減少を主原因とする様々な症状を更年期障害と呼びます。

Q症状が出る人は一部の人だけ? takeshi 全人口の約半数が罹患し得るこの障害に対する幅広い理解が必要と考えられます。

Qどんな症状が出るの? takeshi 以下の症状です。
1)月経異常:はじめ月経周期が短縮、その後月経周期が延長し月経回数が減少、最終的に閉経となる。この間に不正出血が出現することもある。

2)血管反応性の変化:
ほてり、のぼせ(hot flush):更年期障害の代表的な症状。エストロゲン欠乏により脳の自律神経調節中枢の機能が変化するために生ずると考えられている。突然おこる熱感で身体から顔や手足へと広がり、発汗、動悸を伴うことが多い。通常5年程度で消失することが多い。

3)精神症状:エストロゲン低下による中枢神経系の機能変化、閉経による女性性の喪失感、子供の成長による母性性の喪失感、パートナーとの一体感の喪失などにより、不眠、うつ症状などが出現する。

4)泌尿生殖器症状:エストロゲン低下による膀胱および周辺の筋力低下にため、頻尿(排尿回数の増加)、尿失禁などが出現します。粘膜の委縮や分泌物の減少をきたす閉経後膣炎(老人性膣炎)により、膣前庭の灼熱感、掻痒感、乾燥感および性行痛が出現します。また、性欲も減退します。

5)その他:エストロゲン低下により骨粗鬆症、高脂血症、動脈硬化などが出現します 。

Q診断方法は?

takeshi 上記の自覚症状のほか、血中のエストラジオール濃度、FSH(卵胞刺激ホルモン)濃度を参考にする。そのほか、血清脂質や骨粗鬆症に関する検査も必要となることがあります。


Q治療方法はあるの? takeshi 更年期障害の多くはエストロゲン低下によるため、エストロゲン補充療法(女性ホルモン補充療法)が有効です。この他、精神症状には精神安定剤やわが国独自の漢方療法が用いられることもあります 。

Q副作用は無いの? takeshi 副作用は少なからずありますから、長期施工はできません。
米国での研究により、このエストロゲン+プロゲスチン補充療法を長期的に行うと、乳癌、脳梗塞、静脈血栓、心筋梗塞が増加することが証明されています 。また、長期にエストロゲンを補充すると、乳癌が増加すると考えられています。

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